田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

4月1日

霞が関の本省庁舎にはセキュリティゲートがあります。

田舎役所のように誰でも入れるわけではありません。本当に羨ましい。

 

職員はマイナンバーカードを使って本人認証をして入ります。

自動改札みたいな機械にマイナンバーカードをかざすとゲートが開きます。

 

職員以外が入る場合は、ゲート前の受付窓口で本人確認を受け、ゲスト用のカードを貸してもらいます。

身分証明書を示し、用件と訪問先職員の名前を伝えると、受付担当者が訪問先職員に電話で確認をとってくれて、訪問先職員からOKが出たら、晴れてゲストとして認められて入場できます。

 

つまるところ、省内で勤務している職員にあらかじめアポイントをとっておかないと入れないのです。

 

出向者の場合も、初日はゲスト扱いです。

私は課内の人事担当者のお客さんという扱いで入りました。

 

どうやら出向者だけでなく、国家公務員でも新規採用職員や4月1日付けで地方から本省へ転勤してきたの方々も初日はゲスト扱いになる(マイナンバーカードでは入れない)らしいです。

 

そのため、4月1日は庁舎のセキュリティゲート前に大行列ができます。

「4月1日から本省勤務になる職員」が一斉に押し寄せてくるのです。

 

私の場合、庁舎の前に到着してから本人確認を終えて庁舎内に入るまで小一時間かかりました。

始業前に机周りをセットアップすべく定時の1時間前に出勤したつもりだったのですが、職場に到着したのは定時ギリギリ。初日から重役出勤を決めてしまいました。

出向者の中には遅刻者もいました。

 

4月1日は、とにかく早く出勤したほうが無難です。

いきなり遅刻して白い目で見られたくなければ……