田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務1

私の主な担当業務は、とある全国規模の調査の取りまとめです。

公務員であれば誰もが一度は聞いたことがあるであろう、それなりに知名度の高い調査です。

 

この調査は各市区町村が回答するもので、市区町村の回答を一旦都道府県が中間集計して、国に報告します。

 

自治体の正確な回答が集まり次第、集計して分析を始めます。

結果は世間一般に公表されますし、年度によってはマスコミにも取り上げられます。

そのため、調査結果の背後にある事実関係を確認したり、これからのトレンドの予想をしたり……といった作業も必要です。

 

回答期間中は、各自治体から「どうやって書けばいいのか」「こういう事例は該当するのか」みたいな回答方法の問合せが相次ぐので、私が担当者として対応していきます。

 

都道府県から国(私)のもとへ報告が上がってきたら、中身をチェックして、おかしい点があれば都道府県に説明を求めたり修正してもらいます。

 

都道府県の中間集計がしっかりなされていれば、私の仕事は単なるエクセルのコピペです。

しかし、こういう調査ものでは、都道府県はろくに中身を見ていないものです。

市区町村から提出された回答を、それこそコピペするだけで済ませています。

そして、市区町村が提出してから数ヶ月後に、いきなり「国から指摘された」とか言って修正指示を飛ばしてくるのです。

 

前任者からは「都道府県によって仕事レベルにものすごく差がある」と聞いており、果たしてどこが優秀でどこが酷いのか、ちょっと気になっています。