田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務3

私の勤務する課には、私のほかにも数名の出向者がいます。

彼らの業務を見ていても、私と同じく毎年度実施しているルーチン業務の取りまとめがメインであり、霞ヶ関内での調整よりも地方自治体とのやりとりが多い仕事のようです。

 

本省勤務といえば

  • 国会の質問を省庁間で押し付けあう
  • 他省庁の施策と整合性をとるために意見をぶつけ合う

みたいな、省庁どうしの調整業務で消耗する……ということがよくささやかれていますが、こういう業務はプロパー職員が担います。

 

出向者はせいぜいサポート役で、他省庁の職員と直接対峙する機会はほとんどないようです。

 

自治体が勝手にチョイスして一方的に送り込んできた、どこの馬の骨か分からないような出向者に、組織運営に関わらせるわけありませんよね……

 

自治体職員からすると、国家本省で勤務している職員はもちろん全員国家公務員で、しかもキャリア組ばかりだと思いがちです。

 

しかし実際のところ、自治体の相手をする業務は、プロパー職員ではなく自治体からの出向者が担っているケースも多いです。私みたいに。

優秀なプロパー国家公務員は、自治体の相手なんかしていられないのです。