田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

職位4

地方からの出向者は、出身自治体での職位に関係なく、基本的には係員扱いになるようです。

少なくとも係長クラスまでは、係員になります。

 

「本省職員が地方に出るとワンランク職位が上がる」ルールが反対に適用されて、ワンランク職位が下がるイメージです。

 

そのため、プロパー係員と比べて、出向者係員のほうが年上のケースが多いです。

 

先述したとおり、ベテランのプロパー係員(20代後半)は、出向者の管理業務も担っています。

本省の仕事の段取りルールや職場内のマナーを教えたり、ミスをフォローしたり……年齢的には自分より上、社会人経験も自分より上の職員の面倒を見なければいけません。

 

タチの悪い出向者がいたら面倒臭いですし、そうでなくともものすごい気苦労をされるでしょう。

出向者としては、なるべく迷惑をかけないよう頑張るしかありません。

 

本省職員は、いずれ自治体幹部として勤務する可能性があります。

そのときも「年上の部下」をうまく使って仕事をしなければいけません。

 

「出向者の管理」は、来るべき自治体幹部生活に向けた、「年上を使う」練習なのかもしれません。