田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務5

中央省庁に来て一番最初のカルチャーショックが「勉強会」です。
このような取組自体も初めてでしたし、そもそも「勉強会」という名称から何をするのか想像もつかず、まさにショックでした。

 

勉強会とは、ざっくりいうと、各自の担当業務やその背景、課題などを共有する場です。

 

まず、おのおの自分の業務について、他の職員に説明して行きます。
ひととおり説明を終えたら質疑応答。
ほとんどの職員が素人なので、素朴な疑問が飛び交います。
答える側も素人なので、即座には答えられない質問も多いです。


このような「勉強会」が、私の課では4月上旬に立て続けに開催されました。
ちょうど「まん延防止等重点措置」が発令されてテレワークが始まる前の、課のメンバーが一堂に集まれていた今や貴重な期間です。

 

自分の業務を説明し、さらには質疑にも応じるためには、過去の資料を紐解いたり参考文献を読んだり……等々、まさに「勉強」しておかなければいけません。

勉強会そのものが19:00〜21:00くらい、その後に自分の説明回に備えて勉強をしていたため、4月は序盤から週20時間ペースで残業する羽目になりました。

 

とはいえ、目先の業務を処理するのに精一杯で、ついつい後回しにしがちな「勉強」を強制的にやらされるという意味で、勉強会はとても有意義な取組だと思います。

 

特に今年の場合、早々に在宅勤務を強いられており、「勉強」しづらい環境でもあります。
序盤のうちに「勉強会」を経たおかげで、結果的にはかなり良かったと思います。