田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

職場環境3

本省のキャビネットには、業務に関係する法令集や参考文献がたくさん並んでいます。

どうやら希望すれば、職場負担で大体購入してもらえるようです。

 

業務関係の書籍を職場負担で購入してもらえるという環境も、田舎自治体職員の私にとってはカルチャーショックです。

 

私の自治体では、仕事で使う書籍類は職員が自腹で購入するのが原則です。

過去に住民監査で激しく叩かれたらしく、外部有識者も交えて検討した結果「本来、市販書籍は業務の参考書であり、業務遂行にあたり必ずしも必要ではない。」という結論に落ち着いたらしいです。

 

私はこれまで自治体で長らく庶務を担当しており、「本を買ってくれ」という課員からの要望を幾度となく断ってきました。

庶務手続き的には、「書籍を買う」という行為自体が原則NGで、会計課決裁が通りません。

 

極論すれば、書籍は「仕事に関係ないもの」であり、公費支出に適さない「違法な支出」なのです。