田舎地方公務員の省庁出向サバイバル日記

令和3年度(2021年)に某省へ1年間出向した田舎地方公務員の日記です

業務26

本省ならではの業務の一つに、自治体からの要望対応があります。

 

首長をはじめ自治体の幹部が本省にやってきて、予算拡充や新規事業、あるいは自団体に有利な法律や制度の運用などを「お願い」していくのです。

例年であれば、概算要求が始まる前、だいたい5月〜7月が「要望シーズン」です。

 

しかし今年は新型コロナウイルス感染症のせいで、東京都内は上半期ずっと何らかの宣言が発出されており、仕事であっても状況しづらい環境でした。

かつ自治体はワクチン接種に追われ、なかなか外遊もできない状態でした。

 

そのため、今年の上半期は、要望が全然ありませんでした。

その分、10月に入ってようやく宣言が解除され人流が復活すると、急に要望来客が増えました。

 

ただし、今更要望されても、来年度予算に突っ込むのは難しく、既存の施策を紹介することくらいしかできません。残念ですが……