業務65
「縦割り行政」という批判がいつ頃から始まったのか、勉強不足で私は知りません。
少なくとも私が中学校の頃の社会科(公民)の授業で、「縦割り行政の弊害」という単語が登場していた記憶は薄らながらあります。
電話対応においては、縦割り行政を徹底します。
他省の所掌事務はもちろんのこと、自省であっても他課のことは一切答えてはいけません。
たとえホームページに書いてあるような一般的事項であっても、です。
これはあえて不親切にしているからではなく、「本省の回答」を悪用しようとする輩が大勢いるからです。
あえて違う課に連絡して「あやふやな答え」を引き出し、自分に有利に物事を進めようとする、悪意ある質問者に対抗するため、自衛のために、縦割りを徹底しています。
ワンストップで回答できないことは不親切ではありません。
正確な回答ができないことのほうがよほど不親切です。
こう割り切ることで、堂々と「それはうちの所掌ではありません」と電話を切れるようになります。